2014年10月29日水曜日

セットベース開発とA3報告書 と 考える時間

本日、ゴールシステムコンサルティングさんに初めてお伺いしました。

もちもん、


最新手法で開発生産性倍増を目指せ! TOC/CCPM×リーン開発セミナー

を受講する為です。

受講目的は、リーンを学ぶ為はもちろんですが、
今回は特にセットベース開発でA3報告書を残すという改善について
具体的な事例を聞き出す! です。


最後のQAでは、A3報告書に関する質問も多く
みなさん興味のあるところなのかな と改めて感じました。

ですが、今回、一番驚いたのは、
セミナーの冒頭に、西原さんから
どこの開発でも「考える時間」が削減されている」
「考える時間」が無いといった技術者の悩みを多く聞く
という事で、
私の取組も、開発現場の問題解決のヒントになっていれば
と改めて感じた次第です。


以下、本日のセミナーに参加して
今後やってみようと思った事。
#まだ聞いたばかりであまりまとまっていませんが...

セットベースのイテレーション毎に(リーンではIE?)

1)まずは、イテレーション開始時に、A3報告書を残す事を合意する
2)各課題や調査事項ごとに、記載の有無を明示
 (LAMDA表みたいなものに、A3を記載する/しないを追加)
 記載項目は、都度検討し、全部書かなくても良いものとする
 また、記載は、手書きや、ホワイトボードもOKとする
3)イテレーション終了時に、記載したA3報告書を整理、追記
 この時間を出来るだけ短くしたい(1日くらい....)

みたいな感じで出来ると良いかなぁ....
と考えています。

しかし、その後、Knowledge Baseとしてそれを整理したりする事も必要
という事も大収穫でしたが、
こちらは、じっくり考える必要ありですね...


また、最後には、稲垣さんと
組込み開発にはセットベースや因果関係図などリーンが適用可能
といった事もお話し出来ました。


2014年10月25日土曜日

プロジェクトと共に成長する

ASDoQ大会2014に参加しました。

そこで、「アジャイル開発の教科書」などの著者である細谷さんと
お話する機会がありました。

というより、お話したくて参加しました。

ASDoQ大会2014を通して、
改めてアジャイル(リボンモデル含む)とは
プロジェクトと共に成長する
プロジェクトの中で各技術者が成長していく為のアプローチだと感じました。
もしかすると、それがプロジェクトを成功に導く為の大きな要因なのかもしれませんね


成長する要因は以下の3点かと思います。

・その1:能動的となる

プロダクトオーナー(顧客 or もしくは仮想顧客)
と開発チームが一体となって相互理解の元に意思決定していく事が
開発チームを能動的にする。
能動的な事は成長の大きな要素となります。
更には、能動的な事は無駄な事や後戻りが減る事にも繋がります。

・その2:機会が多い

イテレーションや単体テスト、リファクタリングを繰り返すので
失敗しても、改善する機会が多い
更にはもっと良くする為の改善なども可能となる。
プロジェクトで繰り返しが多い事(機会が多い事)
がプロジェクトの進行と共に自然と成長していく

また、意思決定から動くソフトウェア作成
までを出来るだけ小さくする事で、
意思がダイレクトにソフトウェアに反映される。
という実感を得られる。(何の為の作り込みかが分かる)

そして、サイクルが小さい為に、それを何度も経験出来る。
つまりは、価値の確認やフィードバックなどを何度も得る事が出来る。

・その3:一体感

顧客を含めた一体感の中で開発していく事も
成長には大きな要因となると感じています。
楽しい、役に立っている、ワクワクする
といった感情が、「もっと~したい」、「より~したい」を増殖させて
各々もチームとしても成長していく事に繋がる。