2018年6月14日木曜日

価値のあるA3

ゴールシステムコンサルティングさんの最新事例交換会に参加しました。
そこでディスカッションさせて頂き、ふと疑問に感じる事が...

昨年度は20チーム以上のA3(QCストーリー)をレビューしました。
しかし、今になって、
本当にチームの役に立ったA3はあったのかと疑問に感じています。

A3作成者には気づきはあったと思うのですが、
チームにとって価値があったのかを改めて考えています。

と、いうのも、
作成者のスキルに関係無く、完成したA3のレベルに関係なく、
A3は価値を生み出せると思い始めたのです。

そして、その価値は完成したA3ではなく、
A3を作成する為に考える時間、悩む時間にある。
まさしくA3プロセスにある。
と、改めて感じています。

作成者とはA3プロセスを実施していたと思っていますが、
それをチームにまで持ち込めているケースは少なかった気がしています。
チームに持ち込む事で、作成者の気づきも更に大きくなり、
チームとしての価値を生み出す可能性が高くなったのではないかと....
価値を生み出せれば、定着したのではないかと...

A3を作成する事が目的化していて、
チームにとっての価値を意識出来ていなかったですね。
今後はチームにとっての価値を強く意識していこうと思います。







2018年6月7日木曜日

開発で最も注力すべき事とは?

最近、TOC(Theory of Constraints)のフォーカスについて考えています。

TOCのフォーカス同様に
アジャイルでも「やらない事を決める」事が重要となります。

更には、そんな中で、設計はコンセプトが重要!
といった議論をする機会が偶然にも重なったりしました。

そんな事をもやもやと考えていると
「開発でフォーカスすべき事は何か?」
「ソフトウェア開発でもっとも集中すべき事は何か?」

が、気になり、考えています。

状況などにより変わる気もしますが、
共通な事がある気もします。

VUCAと言われる昨今、複雑で不確実な中で、
共通的な事など無い気もします。

しかし、実はとてもシンプルな気もしています。

などと、モヤモヤしていると、突然

「運転で大切なのは,
 車を正しい方向に進めることじゃないのよ.
 大切 なのは,常に注意を払って細かく左右に方向修正していくことなの.」

を思い出しました。
eXtreme Programmingの有名なメタファーですね。
集中すべき事は、このような事なのかもしれません。

その次に、
リーン製品開発方式の著者、アレンウォードさんの言葉も思い浮かびました。
「より良いやり方を永久に学び続けることにある」