2020年12月22日火曜日

なぜ削れないのか

ソフトウェアを早く作るには

目的を決める事、仕様を決める事

しかも、早く決める事が

大きく影響します。

そして、シンプルにする事

なのですが、

究極までに機能を減らす事

と表現した方が良いでしょうか。


先日、こんな相談がありました。

「余計な機能はいらない。〇〇だけが出来ればいい。そんなソフト作ってよ」

実は、この、〇〇だけが出来るソフト

の企画を数年前にしたメンバーがいたのです!

もちろん、今回のようなユーザーがいる

という仮説を立てて、サンプルを作成しました。

私含めて、周囲は全員賛同し、一気に作成しました。


競合は多くありますが、ここまでシンプルなものは

当時も今も無いのですが、

サンプル作成で終わってしまいました。


今からでも遅くない?!

と、いろいろ考えてしまいます。


競合が機能を削るのは簡単だと思いますし、

製品ラインナップにあっても良い気がします。

なぜ機能を削ったものが世の中に無いのか。

なぜ機能を削る事が出来ないのか?!


幅広いユーザーを獲得するには、機能が豊富である必要がある?

同じ開発費用で多くの機能を盛り込む必要がある?(コスト削減?)

削る理由がない?

削って売れなければ、大目玉?!

多くのアサンプションがありそうですね。


根拠は全く無いですが、ちょっとしたきっかけで変わる気もします。

どうすれば、削る方向に向かうのか。

売れれば問題無いのでしょうが、それは結果ですからね。

創る段階、企画の段階で「削る」決断となる、何かが必要ですよね。

ん?!

そもそも企画にする必要がある?

ある企画の中に潜り込ませれば、イケル???

これだと決断にはならないか…


削ってみようと思わせる何か。

何か手はありそうな気がしてきました。

更に考えてみたいと思います。

2020年12月8日火曜日

なぜなぜ分析では言い訳となる?

 「なぜ?」と聞かれると本能的に言い訳を考える。

また、否定的なニュアンスがある。

と。

NLPの本を読んでいて目についた。

(『手にとるようにNLPがわかる本』)

納得するところはある。


つい、言ってしまいがちな「なぜ?」

とても便利な「なぜ?」

では、どうするか。


「どうしたの?」と言い換えるなど、

いくつか言い換えの例があったが、

場面毎に変える必要がありそう。


ソフト開発業務のありそうな場面を思い浮かべると

書籍の例ではしっくりくるものは無かった。


というか、「なぜなぜ分析」はNLPとしてはNGって事か!


ずっと、ソフト開発には馴染まないと思っていました。

不思議な感じはありません。

理由のひとつは、今回の「否定的なニュアンス」かと思う。


ソフト開発での不具合混入原因などに活用すると、

どうしても、担当者を否定する方向になってしまう。

うまく、人ではなく、仕組みやプロセスの方向に誘導しても、

どうしても、担当者を否定している感じが残る気がしていました。


その答えが見つかった気がします。

ソフト開発は人以外の製造工程はないのですが、

製造などでは、人以外にも関係するモノや工程、過程などがあるので

人を否定している感じにはなり難いのだと思っています。


TOCを知ってからは、TOCの方が分析が早かった実績などもあり、

なぜなぜ分析は活用していませんが、

それでも、「なぜ?」は便利ですよね。

日常で、けっこう言ってる気がします。


これを言い換える為には、一回飲み込む必要がありそう。

しかも、場面毎に変えるのも難しそう…

どの場面でも活用可能な言葉はないだろうか???

う~ん…

場面毎に変えるしかなさそうですね…