2016年12月14日水曜日

キャラ設定がカギ:TOC+全脳思考

未来からの現状把握やってみました。

3ヶ月後の目指す姿、なりたい姿を設定し、
今から、3ヶ月後の目指す姿になるまでの波乱万丈物語を作る!

手法としては、TOCのUDE、DE、FRT(状態を設定するだけの簡易FRT)
全脳思考のフューチャーマッピング(こちらは本を読んだだけですが、ぶっつけチャレンジ)
を使いました。

まずは、毒出し含めたグチ&UDE出し。
UDEの厳密なチェックはせずに、とにかく吐き出させる

次に簡易FRTの作成
3ヶ月後の「なりたい姿」、「目指す姿」を設定し、
そこから、1ヶ月後、2ヶ月後を設定する

プロジェクトの状態により、1ヶ月後から設定し、
その後2ヶ月後、3ヶ月と設定した方がスムーズな場合もありそう

次に1ヶ月後を目指したTryとその予想結果(仮説、仮説Event)を設定

ここで区切り。
ここまでの結果は1枚の紙に付箋紙でペタペタ貼ってある。

その後、フューチャーマッピングの作成
いろいろ考えましたが、やり方は書籍には従わず、ところどころ変えました
ですが、チームの状態に合わせて、やり方はスタンダードからフルカスタムまで
臨機応変に対応していきたいと思っています

まずは、キャラ設定
例を3つほど提示し各チームでチーム全員が知っているキャラに設定する

次にFRTに設定した3つの状態を
マップの各3ブロックに当てはめて、サブタイトル、概要を記載

次に、記載した概要やタイトルを元に、
ストーリーを考えつつ、予想される波乱万丈の線を記載

次に、変化点に起こりそうな障害や問題を記載

次に、全体ストーリーを作成し、書き込み

ここまでを1枚の紙に書き込み&付箋

最後に、2枚の図を見直し、調整&修正

ここまでで、各45分弱ずつで90分弱で全て終了
2チーム合同で実施しましたが、TOCを知っているのは一人だけ
ほぼ全員が、ここで活用する手法は一切知りません。

で、差が出そうなのは、キャラ設定
ここがスムーズに行くと、ストーリー作成は盛り上がる
割り込むのが申し訳ないくらい盛り上がってました。

キャラ設定に難航すると、その後の線も書けない
で、今回は、無理にキャラ設定せずに、
どんな感じで進みそうかを検討し線を書いてもらいました。

振返って考えると、キャラ設定する方が、俯瞰できている感じがしました。
目指す姿になるまでの障害や対策を、
ストーリーとしてあれこれアイディア(意見)が飛び交う感じです。

意見が沢山出た結果、
最後の見直しでは、キャラ設定したチームは2ヶ月後、3ヶ月後のTryが設定されました。
これだけで、かなりFRTっぽくなります。

結果的に、2つの図は補間し合う感じで、好感触でした。
あとは、振返りで足元(現状把握)が定まる事を期待して、2週間後を待ちます。



2016年12月5日月曜日

失敗を達成する?!

先日、GEの「ファストワークス」の話を聞きたくて、
とある無料セミナーに参加してきました。

顧客価値を中心に
MVPなどによる「学び」を生かす為のサイクルが実践されているようです。

Feedbackを得てそれを顧客価値に繋げる仕組み作り。
「仕組み」というより、「考え方」という感じですね。
現在取り組んでいる本質思考道場とまさに同じ考え方なのですが、
取り組み方が徹底していて、その本気度に圧倒されました。

圧倒される中、今更ながらの発見がありました。
「Feedbackを得てそれを顧客価値に繋げる考え方」
を、そのまま人事制度に取り入れている点です。

新たな人事制度といっていますが、
「Feedbackを得てそれを生かす考え方」を
そのまま取り入れているだけだと気が付きました。
なぜ、そんな当たり前の事に気が付かなかったのか?!

考えてみれば当たり前な感じもします。
個人やチームで価値創造する事がミッションとなるので、
価値創造に繋がる学びや気づきを評価しないと、その先に繋がりませんよね。

これまでは、顧客に価値を提供する仕組みと
個人やチームを成長させる仕組みの人事制度が相反していると感じていたような気がします。

ビジネスそのものが不確実性が高い現代では、
チームや個人の成果も不確実性が高く計画出来ないのが実情かと。
それを無理に計画しても、
『リーンスタートアップ』に記載されている通り、
「計画を忠実にかつ的確に実行する事に成功した結果、失敗を達成してしまう」
事になってしまいますよね。

良いものはなんでも取り入れるのがGEらしいですが、
当たり前の事にも気づいて、それも当たり前のように取り入れていく点も流石ですね。