2014年6月21日土曜日

簡単に分けて見積もりしましょ!

ソフト開発現場では
各作業の見積もりから、顧客に提示する見積もりまで
常に様々な見積もりをしていますよね。

そして、みなさん見積もりで苦労していますよね。
その多くは、見積もり通りに行かない事でしょうか。

私は見積もりのコツは、ずばり!
「見積もらない事」だと思っています。

「見積もらない事」がコツであり、
その為に、まずは「分ける」という事です。

見積もれるもの

見積もれないもの

を「分ける」のです。

そして、分けた後が更に重要で、
見積もれないものは「見積もらない!」事です。

見積もれないものまで、
無理矢理見積もる事が、ダイレクトに失敗(デスマーチ)に繋がります。

とは言っても見積もらない訳には行かない事が殆どかと思います。
では、見積もらないでどーするか!?

と、その前に「分ける」という点について、
もう少し考えてみたいと思います。

というのも、

見積もり可能なもの

見積もり不可能なもの

の間には、似て非なるものが満載です。

この似て非なるものを
1つ1つ分けて考える事が必要となります。

似て非なるものを「分けず」に「可能」と判断してしまうと
当たり前ですが、見積もり通りには行かなくなります。


見積もりで失敗しない為には、
「分けて」考える事で、見積もれないものを見極め、
見積もらない!

だと私は思います。


世の中には
見積もり手法などもいろいろありますが、
それらのほとんどは、
「見積もれるもの」の精度を上げる為のものです。

そして、
失敗要因のほとんどは「見積もれないもの」にあります。


では、改めて見積もれないものを
見積もらないでどーするか!?

答えを一言でいうと、リーンのセットベース開発です。
その詳細は、また改めて....


見積もりに関連して、
私はマコネルのこの言葉が大好きです。

「予測の研究から分かったもっとも永続的で役に立つ結論の一つ。
 一般に簡単な手法は複雑な手法と同じくらい正確だ!」

簡単に分けて考えましょ!

2014年6月6日金曜日

10の手強い質問

先日、インセプションデッキ使ってみました。
といっても、私は「使ってみて!」と お願いしただけですが....

受託開発でも営業的な立場の人を参加させれば
十分使える(効果が高い)と感じたので、
各プロジェクトリーダーにお願いしました。

ほとんど説明はせずに、自分達で調べて使ってみて!
と、お願いしただけです。

そして、その試行第一回目に参加

議論となったのは、
「やらないことリスト」 と
「トレードオフスライダー」

この2つと「夜も眠れなくなるような問題」
の3つは私のお気に入りです。

そのお気に入りの2つで議論となったのは
なんともワクワクしましたね。



やってみて、改めて
インセプションデッキではなく、

「10の手強い質問」

として、次回は、10の質問は以下のタイトルで試行してみようと思いました。

それは、可能な限り、開発で使わない言葉や
極端な言葉を使った質問にする方が
より多角的な視点でプロジェクトを捉えるキッカケになるような気がしたからです。

1 我々はなぜここにいるか?!
2 エレベータピッチ
3 目指すイメージ画像(絵)
4 やらないことリスト
5 ご近所さんを探せ
6 攻撃的な解決策を描く
7 夜も眠れなくなるような問題は?
8 セットとポイントを見極める
9 何を諦めるか
10 何がどれだけ必要か

受託開発に特化する面も多少ありますが、
今後も、このタイトルを模索していこうと思います。