2016年11月18日金曜日

道具とタイミングと...

TOCやリーンには様々な道具があります。
これらを自身で使うの比較的容易ですが、

他人に、これらを提供するタイミングは非常に難しい...

タイミングを間違えると、間違えた使い方となり、
効果が無いなら影響も少ないですが、最悪の場合はマイナス効果となりかねません。
そして、更には、その道具の印象が最悪となります。
正しく使えば、効果はあるのですが....

これらは、全て見えない、見え難い事
が起因して起こるのかと考えてみました。


大工道具で考えると
切る、叩くなどでは大きく間違える事は無いですが、
具体的な「叩く道具」の使い方としては、間違える事はあるかもしれません。

より正確に叩く為に
より綺麗な仕上がりにする為に

など、目的により正しい使い方があると思います。

こちらも目的を明確にしていないと、ただ叩くだけの動作となり、
結果的に、釘が曲がったり、自身の指を叩いたり...
とムダが生じて、最悪は事故となる。

この点は、ソフトウェア開発でも全く同じですね。
見え易い、見え難い、に関係無く、
目的を意識して正しい使い方を考え、動作や考え方を修正していく。

では、見え易い、見え難い
が関係するのは、
他人の動作から学ぶ事が難しい点か!?

とも考えましたが、
これも違いそうです....

匠の動作、及び目的って
動作をまねる事はもちろんの事、理解する事も
とても難しい気がします。

ただ、結果が違う事だけは、見える事で分かり易い。
というより、これ以上の説得力はないですね。

結果が圧倒的なほど、
その結果から、動作、目的を考える事は比較的、容易なように思います。

更に、そこから動作をマネた時に、そのマネた動作を比べる事
も容易に出来そうです。
比較した結果の違いも見えるので、分かり易いですね。

見え難い事が起因して
このような段階を踏む事が難しい!
という事になるでしょうか。

そして何より問題なのは、ソフトウェア開発の「結果」が見え難い点ですね。
ここから始まるのに、
ここを圧倒的な結果として見せる事はとても難しい....

結果が明確で、圧倒的な説得力のあるものとして見せる!
う~ん...また悩む日々が続きます....






2016年11月8日火曜日

また出会いが!

前回のブログを書き終わり、
社内ブログを記載する為に、とある古本屋に行くと、

なんと!?
やはり、前回のネタは体系化されていた!
https://www.amazon.co.jp/dp/4478008361

この中には「TEFCAS」という方法について記載されていて
更にそれを補完する「全脳思考モデル」により強力に結果を出す方法として提唱されています。
私は「TEFCAS」も「全脳思考」も全く知りませんでした。

「TEFCAS」は脳が本来持っている特性を最大限に生かす方法という事なので、
意識している事はほぼ同じですが、TEFCASは想像以上に強力なアプローチのようです。

「TEFCAS」を簡単に紹介すると、

Trials(Try-alls):思い付く小さな実験を全てやる
Event:小さな実験の結果(事実として捉え、成功/失敗とは捉えない)
Feedback:結果から成功に到達する為のインプット
Check:インプットの信頼性をチェック
Adjust:目標実現に向けての調整
Success:具体的な成功イメージ(脳へのインプットであり、ここが起点)

という感じです。

Eventのところがまさしく悩んでいた事で、
失敗と受け取らせる事が良いのか悪いのかを、今年の4月頃から悩んでいました。

「失敗」の捉え方が人により違うと思うのですが、
TEFCASでは、成功、失敗で一喜一憂するのではなく、
目標達成へのインプットとして捉える事が重要との事ですので、
純粋にインプットとして捉えるには「成功」も「失敗」も言葉としては使わない方が良い
という事なのでしょうね。

サッカーの名将の言葉から「思考」の違いを次のように表現しています。
『名将は未来に勝利することから逆算して現在の事象の意味を自分に問う。
 それに対して、多くは現在の事象の成否を延長して未来を調整してしまう。』

過程(試合中)では、成功も失敗もなく、何があっても
最終的な結果(試合終了時)を成功(勝利)に導く考え方

という感じでしょうか。
これから、これらの事も取り入れて少しずつ実践していく予定です。

この出会いに感謝!