2017年3月27日月曜日

仮説検証とアサンプション

ソフトウェア開発現場での改善策(仮説)を
検証する為にFRTを活用しています。

検討したインジェクション(改善策)でDE(改善された状態)となる事
を仮説として検証するのですが、
検証する為に、インジェクション(改善策)の
アサンプションを「なぜならば」の続きを記載する形にして
書き出し、書き出されたアサンプションを疑う事で検証します。

疑うのですが、
アサンプションが出る事で、他のインジェクション(改善策)も検討可能となります。

疑うよりも、他のインジェクションを検討する方が
建設的で前に進めやすい気がしています。

疑うと、それを確かめる方向となるので、
前段階の仮説検証が必要となってきます。

こうなると、最悪は、更に前段階、更に前段階
と深くなり、結果的に何がなんだか分からなくなってきます。

アサンプションの大きさにもよりますが、
多くは他の策を考える方が自然かもしれません。(現在実験中)

これって、考えて見ると、リーンのLAMDAでもあり、
セットベース思考でもありますよね。

不確実な事には、LAMDAやセットベースが有効な事が
ここからも見えてきます。
それをフレーム化するには、TOCのツリーがハマるという感じでしょうか!?

更には、LAMDAやセットベースを考える上では
アサンプションが有効という事も見えてきます。

リーンをフレームワーク化するには、TOCが有効
という事にもなりそうです。
のあたりを意識しつつ、今後も実験を進めていきます。
 

2017年3月9日木曜日

本家フューチャーマッピングを体験

ついに本家フューチャーマッピングを体験出来ました。

最大のメリットは2つでしょうか
①短時間でお手軽にメタ認知出来る
②短時間で苦しまずにアサンプションを超えられる
 (アサンプションを出さずにサンプションに対する対策が出る)

メタ認知もそこそこ時間がかかりますし、
アサンプションを出さなくて良いのは
最大のメリットかと思います。

アサンプションを出すのに苦しみますし、
最悪の場合は自分を否定する事に近い場合もあるので、
この2つを1,2時間で出来るのは、最強と言えそうです。

苦しまずに短時間で、というのは他には無いのでは?!
と思います。


メタ認知の効果が大きいと思うのですが、
メタ認知により、アナロジーのようなアブダクションのような
ストーリーとの無意識なマッチングがなされ
結果的に、アサンプションを出さずに思いもよらない解決策が出てくる
という感じでしょうか。

アサンプションを出さないので、
苦しい思いをする事も、自分を否定する事もなくてラクで良いのですが....

それで良いの?!
という感じもします。

解決策の理由づけ、因果関係は明確にしておきたいところですが
解決策が出れば、すぐにでもやってみたいと思っちゃいますよね。

それで期待する結果がでなければ、TEFCASでAdjustすれば良いのですが、
ここは、ちょっと危険な感じです。
そこまでしっかりと実行出来るのかが大きなポイントとなりそうです。

実施するには、実行計画をFRTとして作成し直すのが安全な気がします。


そして、鍵は課題と期間の設定ですね。

どちらも同じく、課題が曖昧だとマップもブレます。
期間の制約も無いと無理なゴールを設定してしまいそうです。

更に、今回は、ポジティブな行動のみが出ていましたので、
現場では、ネガティブな障害や課題なども出させると、
よりアサンプションに近くなり、
ポジティブな行動の根拠にも繋がる気がしています。

いずれしても、
メタ認知したアクション設定と、明日からの行動に結びつけるには
今まででは最強のツールと言えそうです。