2016年2月21日日曜日

セットベース開発と問題解決A3

問題解決A3を書いていると、
セットベース開発の基盤になると感じてきました。

セットベース開発で重要なのは、どんな試作をするか ではなく、
何を検証するべきか だと思うので、

これはまさしく、対策ありきの原因分析ではなく、
現在の状況から原因の分析を行い、何を変えるべきかを突き止める事
と同じかと思います。

また、対策についても
その原因を何に変化させるかを多角的に検証し、
解決となる実施案を選択していきますが、
ここは、まさしくセットベース開発そのものとなるかと思います。

が、しかし、これがまた難しいですね。
何を検証するかが決まっても、
それをどのように多角的な検証するかを考えるのは困難です。

A3でも、なかなか多角的な対策案は出ません。
複数案出ても、一方向のみで、どれも似たり寄ったりな感じがほとんど。
それで、解決すれば目的は達成されるので良いのですが...

とはいえ、
解決策ありきのセットベース開発にならないように
何を検証すべきか
をキチンと分析、共有する事がまず大事ですね。
これが出来ていないと、セットベースの効果も半減という感じがします。


2016年2月8日月曜日

本質思考道場流?A3の書き方

最近、A3を手書きで書いてます。

手書きで書けるようになるとカッコイイと思って始めましたが、
ほどなくして、とても強力で、最速の思考手段だと実感しました。

私は4色が1本になっているボールペンを使っていて、
気分で色を変えて書き出していきます。

まずは、どんどん思いつく事を書き出していきます。
最終的なレイアウトや構成などを考えながら、拡散させていきます。

紙には、どんな形でも素早く加筆出来きますし、
加筆の出力&確認も加筆した時点で出来てしまいます。
紙1枚なのでページ遷移も、スクロールも不要ですし、
印刷範囲に入れる為の調整や、印刷を待つ事もありません。

しかも消せないので、情報が落ちる事もありません。
(読めない事はたまにありますが....)

汚くなる手前で、新たなA3に書き直していきます。
書き直すというより、
汚いA3を見ながら、新たに書き出していく感じです。

この汚いA3を見ながら、新たなA3を書くという行為が
紙でないと実現出来ない行為かと思います。
これを2,3回繰り返す事のですが、
この繰り返しが拡散と収束を繰り返す事になっていると思います。

漢字が思いつかず、手が止まる事はありますが、
そんな時間を考慮しても、考えを拡散、収束するのは早い気がします。


ポイントは消さない事!

かと思います。

消して書き直すのではなく、
消さないで、加筆するか、まとめていきます。

消さないので、必然的に
書き直す事を繰り返す事になります。

PCなどで、コピーして
新たなページに修正していくのは、
決まりきった事を「修正」するのみで、修正の枠からは出ない気がします。

紙だと、修正から大きくはみ出し、
考えを発散、収束させながら書き出す行為となっている気がします。
また、思考の後戻りを防ぐ事にも繋がるかと思います。

で、いま、新たなツールとして
A4の無罫ノートを使って見開きA3ノートとして
活用してみようと考えています。