早く創る(ソフト)為の5箇条を考えてみました。
本当は八策にしたいのだけど... 5の方がシンプルですね。
価値定義が出来ている前提で、どうすれば早く創れるのか。
今回のプロジェクトではチームとして連携できて、
各ピースがうまく噛み合って早く創れたと思いますので、
早く創れたポイントをまとめてみました。
その①:分ける
価値と目的(機能)と手段を分けて考える事がまず第一歩かと。
価値を提供する為に、どんな機能(目的)が必要か。
その目的達成の為にどんな手段が考えられるか。
それぞれシンプルに必要な事を小さく列挙して、
カテゴリ分けするのが良いかと思います。
その②:流れにする
分けたものを繋げます。
可能であれば、提供する順番、検証する順番に繋げるのが良いです。
私はここでFRTを活用しました。
提供する機能、期待する状態(行動)、アサンプション(前提など)
の3つで流れを作りました。
これで方向性が定義されます。
その③:目的が達成される手段を組み込む
流れに手段を追加していきます。
手段で目的が達成される事を確認しながら追加します。
最短手段にこだわり、目的達成を忘れない事が重要です。
見た目が目的達成において重要な要素であるならば、見た目も含めて検討します。
また、目的に対して1つの手段であれば、その②の流れに記載すれば良いのですが、
目的の為に必要な手段が複数ある場合もあります。
その場合は、目的に必要な手段をグループ化して、そのグループで流れを作ります。
操作手順や時間軸で流れを組み立てます。
目的が達成される事を何度も確認する事が重要かと思います。
その④:「なぜ?」ではなく、「こうすると?」
手段を検討する上で、最も早い手段を検討する上で
なぜ時間がかかるのかを聞くのはタブーかと思います。
「なぜ?」と聞くより、次々提案する方が結果的に早い気がしています。
もちろん、時間がかかると思い込んでいる可能性もあるのですが
「こうすると早くなる?」といった議論の方が推進力が上がる気がします。
そして、議論する事で思い込みが解消される事も多いと感じています。
その⑤:とことんバトルする
早さを実現する為には、建設的なバトルをする事が欠かせないと思います。
「なぜ?」のバトルではなく、
「これは?」「こうしたら?」「このほうが」というバトルです。
チームでお互いに目的を達成する為の手段の案をぶつけ合うバトルです。
ときに、「そもそも」といった確認もよくあった気がしますね。
具体的な作り方、実装方法を議論するというより、目的達成のためのアプローチを議論する方がチームとして盛り上がる気がしています。
具体的な実装方法は実装する人(アサインされた人)に任せるというスタンスも重要かと思います。
バトルする上で①、②を共有、合意している事がとても重要になると思っています。
合意している事で、余計な発散を防ぐ事ができます。(と思っています)
もう少し整理する必要はありますが、この5つは重要かと思っています。
もう1点、「絵を描いて議論する」を入れようかと迷いましたが...
やっぱり、この5つかなぁ...