2017年6月22日木曜日

決断の積み重ね

ソフトウェア開発においても
事実を積み重ねようと取り組んでいますが、なかなか積み重なりません...

事実を積み重ねて、中間状態を達成し、3ヶ月後の目標達成する
というシナリオで事実を積み重ねようとしているのですが、
それなりに中間状態を達成していく場合でも、
事実の積み上げになっていない感じです。

イメージの問題かもしれませんが、
現状は、事実を元に決断を積み重ねている感じです。

よくよく考えてみれば、それは当然の事で、
これまで事実を上げる事も
明確な状態定義もする事なく、
大きくはプロセスに従って行動してきた為、
思考錯誤しながら事実を上げたり、明確な状態定義をしている状態です。

こんな状態では、積み重ねるどころではなく、
なんとか、具体化する事で状態を明確にして、事実をひねり出し、
それを振り返って修正している状態です。

修正出来ていれば、積み重なっているとも言えると思いますが、
まだまだ横道に外れる事も多く、重ねるイメージにはほど遠い感じです。

しかしながら、こんな状態でも、決断を積み重ねてはいる気がするので、
決断の軌跡を後から見ても分かるように、かつ簡単に残せないかと考え始めました。

多くは、気づきから決断している筈なので、
この2つをペアにして、分かり易く、かつ簡単に残せるのが良いのですが...

TOCでいえば、アサンプションを疑って得た事、それにより決断した事を残したい。
現状では、アサンプションは書き出しているが、疑った結果は残せていない。
アサンプションを記載するフレームを変更する事で残せるだろうか...

具体的な例を元に考え直す必要がありそうです。

2017年6月8日木曜日

自分の言葉

Dialogic OD のワークショップに参加して、
ナラティブ(Narrative)を知り、
それ以降、自分の言葉で話す、語る
という事について考えています。

ソフトウェア開発業務の中で
自分の言葉を使っている人
自分の言葉を使ってコミュニケーションしている技術者は少ない気がしています。

誰もが使う、抽象的な表現で曖昧なまま開発が進んでいる気がするのです。

多くの人が自分の言葉で表現するだけで、
認識違いが明確になり、齟齬なく開発が進むのではないかとも思います。

メタファーのように同じ言葉を使う事も重要ですが、
そのメタファーを作り上げる事がもっと重要な気がします。

自分の言葉で表現して、
互いにぶつかりながら、コンフリクトしながら創り上げるメタファーだからこそ、
意味があるのだと思うのです。

「自分の言葉」がなんだか分かり難い気もしますが、 
あまり難しい事ではなく、
具体化する事、細分化する事、詳細なイメージを造る事
で、自分の言葉が創られていく気がします。
はじめは、教えられた言葉、人が使っている言葉を使っていても、
それを少しずつでも具体化していく事で、少しずつ自分の言葉になる気がします。