2019年11月22日金曜日

TOCシンポジウム2019

時間が経つのは早いもので、
もう先週となるのですね。

TOCシンポジウム2019に初めて参加しました。
しかも2日間全て参加しました。

大きな期待を持って参加しましたが、期待以上に得るものがありました。
大満足です。

アラン・バーナード博士のお話は納得しまくりというか
「なるほど!」感じる事が多くありました。

特に2つの点が大収穫でした。

1つ目は、
我々の注意力がボトルネックとなり、判断ミスを引き起こしている
全てに集中して判断するのは確かに無理ですよね…
集中力がボトルネックだったとは!?  でも確かに!
という感じでした。

2つ目は、
間違った事をするのは避けれないが、
・正しい事をしない
・正しい事を間違った方法で行う
は、回避可能で、その原因のほとんどが惰性か妥協である

更には、無知も原因の1つとして考えられるが、
それは教育すれば分かる。
教育しても変わらなければ、多くは惰性である

この説明は、とてもしっくりきました。
これまでのモヤモヤがすっきり晴れた感じがしました。
なんでやらないんだろう??? と感じる事は数多くありますので…

その他事例も身近というか、
同じ取り組み、同じ悩み、同じ考え
な事が多くあり、親近感を感じつつ
言われてみれば! そういえば! そうだった!
といった気づきも多く勉強になりました。

職場に戻り、関係者への展開はもちろんですが、
打合せや雑談の際に引用したりと、早速活用しまくっています!

2019年11月11日月曜日

CCPMとアジャイル(その3)

しつこいですが…もう少しだけ。

道具の使い方のような流れになっていますが、
やはり『管理』の考え方な気がしますね。

改めて、私がアジャイルを始めたきっかけとなった
『エクストリームプログラム入門』
を読んでみると、

12章に「管理戦略」という章がある。
ここでは、XPの原則に従って考えをまとめています。

先日のゴールシステムコンサルティングの村上さんのセミナーと同じです!!

やはり極めた人のアプローチは同じなのだと改めて感じます。

話しを戻して、
ケント・ベックは管理として
大きく、コーチとトラッキングの必要性を説明していますが、
随所にプログラマーの邪魔をしない事という感じの説明が出てくるので、

管理=ケント・ベックは結局のところプログラマーの邪魔をしない事
と読み取れてしまいます。

ある意味では、何もしない事が究極の管理と言えるかも…

管理として何をするかは棚上げして、
ケント・ベックが言いたいのは、
管理=プログラマーのパフォーマンスを最大限に出す事
なのでしょうね。

となると、村上さんの解説と全く同じになります。
という事は、
私は、何十年も前に管理が何かを知っていた事になりますね…

『エクストリームプログラム入門』
の最後に、またヒントがある気がしました。

27章に「結論」という章があり、
そこで、変化に備えない事が究極の備えである
と言っています。
全てに備えようとするのは無理なので、逆説的に何も備えない。
準備する事を諦める事が完璧な備えである。という事です。

この考え方がCCPMとの大きな違いなのかもしれません。
恐らく、バッファを準備して備える事が、
しっくりこなかったのだと思います。

最後の章を覚えていた訳ではありませんが、違和感の元はここな気がします。

しかししかし、バッファだけを監視して
バッファに問題がなければ何もしない。
バッファが危険になった場合の備えをしない
という考え方を取れば、こちらも究極の備えと言えますね!

ループに入った感じですね…