2016年3月23日水曜日

生産性と考える事

開発業務のような考える事が中心の業務において
効率化とは、何を意味するのでしょうか?

同じようにソフト開発では、効率化とは何を意味するのでしょうか?

この2つは同じだと思うのです。
考えなければ、良いもの、顧客価値
は、提供不可能だと思っています。

だとすると、考える事 そのものが効率化なのではないでしょうか?!
ドキュメントを速く多く書くよりも、
コードを速く多く書くよりも、
レビューを速く多くやるよりも、

考えて考えて考える事
多くの事を考える時間を増やす事が
最も効率的な気がします。

つまり、どれだけ多くの事が考えているかが、全体最適に繋がり、
結果的に最も生産性が高くなる気がします。

ソフト開発においても、
どれだけ多くの事を考えて設計したか、
どれだけ多くの事を考えて実装したか、
が、品質及び生産性の向上に繋がると思います。

考えない仕組みやプロセスよりも、
可能な限りの考える時間を生み出す仕組みやプロセスが
今こそ必要な気がします。

現在、取り組んでいる本質思考道場は
いかに多くの事を考えるかという訓練なのだと改めて実感しています。

2016年3月10日木曜日

個人作業の遅れは問題か?!

最近、ふと思うのですが、
個人の作業が遅れている事は問題か?!
と。

不確実な事があれば遅れる。
割り込みがあれば遅れる。
ですが、これは当然で、遅れる事は問題では無いのでは?!

不確実である事や、割り込み入る事が問題であり、
遅れる事は問題では無い!
ですよね。
本質思考道場を始めて、自身でもA3を書くようになり、
更には、多くの人のA3を見るようになり、こんな事を思うようになりました。

話を戻して
遅れが問題と認識してしまうのは、遅れない事が前提である為ですよね。
この前提が遅れを隠す事にも繋がるのかと思いますが...
この前提はまさしく、諸悪の根源な気がします。

作業内容が不確実であれば、遅れてもおかしく無いですよね。
更には、開発はチームで実施すべきで
チーム全体としての遅れに影響が出ないようにチームで調整していくべきだとも思います。

となれば、余計に
個人の作業が遅れる事、そのものは問題では無い気がします。

遅れた原因が問題であり、
遅れた原因を解決しない限り、更に遅れが大きくなるので
原因解決が後になればなるほど、対処不可能な状態へと近づいていきます。
「遅れない」という前提恐るべし!

もしかすると、これがなくなると、どの開発もうまく行く?!
更には楽しくなるかもしれませんね!
というか、この問題を解決したのがCCPMという事なのでしょうが、
この前提がなくなる事で、良い副作用がたくさんありそうですね。


もう少し視野を広げると、
これは仕様が決まらない
とか、仕様変更が多発する、不具合が多発する
といった問題と同じですよね。

どれも、決まらない原因を解決しなければ、何も決まらない。
変更となる原因を解決しなければ、変更は無くならない。

こう考えると、
開発の現場で、解決すべき問題を解決していない事が
ものすごく多くある気がしてきます。

それは、問題の捉え方が間違えているから
という事になるかと思いますが....

しかし、なぜ解決すべき問題が捉えられないのでしょう???
多くの前提条件が頭の中に渦巻いているのでしょうか!?
冷静に考えると不思議な気もしますが、
開発していると、そんな事に気がつかないとも思います。
う~ん...