2017年4月7日金曜日

書類上の合意は幻想

春休みに家族と古本屋に出かけ、また出会いがありました!

以前から気になっていたのですが、
手に取って読んでみると、これは購入せずにはいられない内容でした。

今回のタイトルは書籍の節タイトルそのままです。

ちょっと紹介しますと

ビジネスの世界には
役に立たないどころか自分達の時間をムダにする用済みの書類が散乱している。
~中略~
これらの書類を作成するのには果てしなく時間がかかるが、
忘れるのには数秒しかかからない。

最後の「忘れるのには、数秒しかかからない」

というのが、これまでにない着眼点と感じ、購入する決め手となりました。

果てしない時間がかかる点や、役に立たない点を指摘する事は多い気がしますが
「忘れる」という観点は、あまり無い気がします。

更に、書類のような抽象物は合意したという幻想を生み出す。
何百人もの人が同じ言葉を読む事は出来るが、
頭の中では何百もの異なった事を想像している 

と続きます。
イメージが異なる点についてはアジャイルなどでも良く指摘されますが、
「合意という幻想を生み出す」という表現がお気に入りです。

で、この書籍の正体ですが、
『小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード』
です。

アジャイルやリーンとの共通点も多くあり
小さな節に区切られているのでとても読み易く、
なんといっても、着眼点と表現が少し変わっていて楽しいです。

そしてこの書籍は、同じタイトルで「完全版」というのがあります。
気になりますね....


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