2018年4月20日金曜日

A3の前半4項目

リーンの影響から
ソフトウェア開発でA3(QCストーリー)を推進してきましたが、
作成させるコツが少しだけ見えてきました。

前回の続きとなる9項目の記載内容についてです。

今回は前半の4つを紹介します。(後半の5つは次回で紹介します)

前半の4つがとても重要です。
主観や対策案の裏返しのような内容が入らないように
箱を埋めるようなフォーマットにしました。
 
しかしながら、それだけでうまくいく!なんてことはありません。
主観や対策案のような内容が入ることもありますが、
少なくともエビデンスが無い事を認識して、考えて記載しているようでしたので、
FIXした時には、エビデンスが必要な理由や効果を

改めて納得した人が多かったように感じています。 


1)表紙(テーマ)
 「内容や熱い思いがイメージできるように」
  とにかく思いを書いてもらうようにしました。


2)背景
  以下の3つの箱を埋めます。
  A)プロジェクトや課題、問題の背景
  B)自分達の思い、顧客の思い
  C)テーマ選定の決め手


 ここにもエビデンスが必要なケースもありますが、
 ここは各自のレベルに応じて指摘し、
 エビデンスよりも思いを分かり易くする事に注力しました。


3)現状
 以下の3つの箱を埋めます。
 目指す姿に対する、LAMDAのLookとAskを記載するイメージです。
  A)現在の状態(エビデンスを記載)
  B)目指す状態
  C)AとBのギャップに対するASK(分からない事など)

 「現状を事実と思いを分けて記載」と注意書きを入れましたが、
  予想どおり、Aにはエビデンスが入りません。
  そのため、チームやグループ外の人でも認識出来る事、認識している事
  はエビデンスとして記載OKとしました。


4)目標
 以下の2つの箱を埋めます。
 A)長期的な目指す姿、上位方針
 B)大まかな指標値、方向性、目指す姿との関連


 Aは特に問題無いのですが、
 Bの指標値は、具体的にアドバイスしていく必要があります。
 最初は、いくつか提案して選んでもらうくらいが良いかもしれません。


 
残り5項目は次回紹介します

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