2018年5月7日月曜日

A3の後半5項目

リーンの影響から
ソフトウェア開発でのA3(QCストーリー)を推進してきましたが、
作成するコツが少しだけ見えてきました。

前回は、前半4項目でしたが、今回は後半の5項目についてです。

5)分析
 1回目は必ずTOCのクラウドでアサンプションまで書き入れる事で
 分析としました。
 2回目以降は、データなどが蓄積されてデータ分析可能であれば
 グラフなどを活用した分析としました。
 データが無い場合は引き続きクラウドとしました。
 クラウドとする事で、問題意識が合い易くなった気がします。

6)対策案
 最初の3つのポイントの通り「やった事を記載します」ので
 ここには実際にやった事を記載します。
 実施していく中で、案として上がったけものは
 実際にやっていなくても全て記載します。
 
7)選択案と実施計画
 実際に実施した案と実際に実施した時期を計画として記載します。
 計画の粒度としては、1ヶ月単位から1週間くらいの大きな単位です。

8)結果
 目標に対する結果を記載します。
 ここのフォーマットがとても重要となります。

 目標に対する結果を記載するように工夫しないと
 ここにやった事を記載するチームがほとんどでした。
 対策案以外でやった事を記載していました。
 How思考の典型パターンとでも言えるでしょうか。
 改めて、How思考の強さを認識しました。

 目標が曖昧な場合は、結果は「判定不能」として、
 その他の成果として、今までと変わった事を中心に記載してもらいました。
 何かが変わっている筈なので、3ヶ月間で今までと何が変わったのかを質問して
 それを記載してもらいました。

9)フォローアップ
 新たな課題や次の注力点を記載します。
 3ヶ月が終了した時点で、次のA3のインプットとして考えている事を
 明記してもらいました。
 多くは、最初の3ヶ月では、目標を明確化(数値化)できず、
 判定不能となりますので、
 ここには、目標の明確化が記載される事が多くなります。

 しかし、それがA3化する事で、きちんと「ふりかえる」事が可能となり、
 次のA3で目標の明確化(数値化)をするチームが多くなります
 この効果はとても大きいです。

全体的に、
状態としてとらえる事は必要と分かっていても難しい。
数値化については、そもそも不可能。
というアサンプションが多い印象です。
それを一緒に考えて完成させていく事になります。

必要以上に時間をかけても無駄なので、
お互いに納得出来ない場合は、指摘事項や考察事項を記入してFIXとしました。

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