2018年10月10日水曜日

素晴らしいQCストーリーとの出会い

先月、社内の技術発表会(改善含む)があり、
とても素晴らしいQCストーリー(A3)に出会いました。

何が素晴らしいかというと目標の決め方ですね!

1)目標設定の仕方が素晴らしい!
 分析内容はともかく、工数の多い作業を、ざっくり50%削減する
 という決め方がとても良いのです。
 と、いうのも、
 これまでのQCストーリー作成支援活動では、
 ざっくり決めるのは簡単なようで意外と難しいという印象だったので。
 決めるだけなので、簡単だと思うのですが
 支援活動の中では、ざっくり決めるてもらえないケースがほとんどでした。
 その前に数値化で前に進まないチームもかなりありましたが…

 ざっくり決めると、50%と大きく削減出来る事は何か?
 という視点で見るようになるので、
 このざっくり効果はとても大きいと思っています。
 
2)目標を更に細分化したのが素晴らしい!
 更に、作業を細分化し、どれかを50%削減する
といったブレークダウンしたのも、とても良いポイントだと思っています。
 全体の50%に拘るのでは無く、
 細部化した作業を50%でもOKとして
 改善を進めていたようで、これも、かなりのGoodポイントだと思います。
 
 細分化した作業が全て50%になれば、必然的に全体も50%になる筈ですからね。
 つまり、小さな成果を出しながら、大きな目標に向かう
 という進め方になっていますので、悪いわけがないですよね。
 アジャイル的でもあるし、
 小さな成功の積み重ねはチームのモチベーション向上には欠かせません。

これも意外と難しい。
 ついつい大きな目標達成についてのチャチャが入ったりするので…

3)対策もすぐに出来る事から実施したのが素晴らしい!
 すぐに出来る事といっても、
 数値で示せる効果がある事も当然条件に入っています。
 効果が高そうで、すぐに出来る事。
 この案を出すのが難しいところではありますが、
 これは、目標を50%と、ざっくりした数値にした結果、
 全員の視点がそこに向かったのでは無いか。
 もしくは、意思統一がし易くなったのでは無いか
 と思っています。
 余計な対策案が出ずに、全員が50%削減に向かった結果、
 このような対策案が出たのではないかと思います。 
 
なので、目標で全てが決まった!
と思う次第です。

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