2020年5月7日木曜日

アナロジー?

久しぶりに小説を読みました。

ついつい、仕事関係の本に埋もれてしまうので、
意識して、仕事とは関係無い小説や絵本を読むようにしています。

というより、ちょっとした行き詰まり感を感じると、
仕事とは関係ない書籍に逃げる感じでしょうか。

ずっと気になっていて、読みたかった『蜜蜂と遠雷』
2016年の直木賞受賞作です。もう4年も経ってしまったのですね…

冒頭から引き込まれ、一気に読んでしまいました。

読みながら、ところどころで、
音楽とプログラミングの共通点、
音楽と仕事との共通点に
思考が飛びまくります…

この感覚は表現するのが難しいですが、
「同じだ!」、「これだ!」という思いと同時に
他の書籍のあるページのイメージが浮き出てきます。

小説を読んでいる途中で、他に思考がいくような表現となってしまいますが、
そうではなく、小説の世界に入ったまま、
別の自分が、隣にもう一人突然現れる感じです。
だから、小説への没入感は維持したままなので、中断する感じではありません。

中断もしないし、もう一人の自分の中では、
理解が深まる感じがして、とても気持ち良い感覚です。

いつもは一人の自分が分身して、それぞれが違う事をするような得した感じがします。

これまでは、これぞアナロジー!って勝手に思っていましたが、
こういうのもアナロジーっていうのかな?

今回とても印象に残った分身発生表現は

『音楽は常に「現在」でなければならない。博物館に収められているものではなく、「現在」を共に「生きる」ものでなければ意味がないのだ』(『蜜蜂と遠雷』より)

これと、

お世話になっている村上悟さんの著書『ものづくりの教科書』
の『起点は「今」に置く』でした。


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