2020年2月19日水曜日

ソフト開発と目指す状態

ソフト開発者だからなのか、
目標やゴールを設定すると、手段になる事がほぼ100%

状態を設定しましょう!
と説明すると、今度はとても曖昧なものか、またまだ手段になります。

ソフト開発者だけではないのかなぁ…

先日、チームで1つの3年後のゴールを設定する為に
各自で段階的なゴール設定をしてみよう!
という事になりました。

というのも、1人1人が違う事をやっているチームなので
各自のゴール設定する事で共通点を見出そうという狙いでした。

段階的なゴール設定とは、つまりFRTを作れば良いのですが、
FRTといっても全員には通じないので、
今回はちょっと目先を変えて
ソフト開発者には馴染みのある「状態遷移図」を作ってみよー!
と言ってみました。

すると…

結局、状態遷移図は作らずに済んでしまいました…
ワイガヤしているうちに
各自の状態遷移図を作る事なく、
チームで1つのゴールが設定出来てしまったのです…
しかも、1時間もかからずに。

これ、意外とすごいと思う。

状態について議論しているうちに、
とあるキーワードから、あれよあれよと目指す状態が決まってしまいました。
しかも、明確な数値入りです。

こんな事もあるんですね!
驚きました。

多くのケースで
その手段の結果、どうなる事を期待している? どうなってほしい?
といった質問を繰り返して、で引き出してきました。
あまり質問を繰り返すと、全員が納得しない事もあり、
振りだしに戻る事も…

その為、今回は
「状態遷移図」という表現がイメージし易いかと考えて使ってみました。

ソフト設計やデバッグでは状態を意識する事が多いので
FRTはイメージし易いと思っていたのですが、
説明の仕方が悪いのか、いまひとつな感じでした。

ソフト設計やデバッグでの状態は、CPUやチップの中の事なので
見えるものとして存在しない、ある意味で想像、空想の世界です。

現実と空想では、脳が違うものとして捉えてしまう?!
などと妄想しています。

本質思考道場という場で、いろいろと訓練してきましたが、
「状態」の表現で止まる事も多く、ここが壁でもあり、
ここが大きな変化点なのだろうと考えています。

ソフト開発的には、ただの状態遷移図なんだけどなぁ…
とも思いますが。

しかし、今回はなぜ、あっさりと決まったのだろうか…
あっさり決まる事もあるという事を経験出来た事は嬉しい限りですが、
どうすれば、こんなにうまくいくのだろうか…
何かヒントがある筈…

と、悶々としています…

0 件のコメント:

コメントを投稿