2017年7月13日木曜日

事実、気づき、ナラティブ、マインドセット

以下のセミナーに参加しました
『サービスデザインシンキング セミナー 〜最新動向と組織への浸透〜』

今回は講義がメインでしたが、改めて気づく事も多く、
とても有意義で楽しい時間でした。

強く感じたのは、以下の2点。

1つは、事実(Facts)から気づきを得る!

TEFCASも同じアプローチです。
TEFCASに出会ったときに、ソフトウェア開発にもこの考え方は必要!
っと思ったのでTEFCASにて取り組んでいるのですが....

事実(Facts) と 気づき の間には、
とても高い壁か、大海原があるようです...
とてもとても、この間が遠いのです。

もちろん、気づける人もいますが、
プロセス思考というかフローチャート思考というか、
手順思考というか、


行動のみで、やる事が組み立てられていると
これが遠い気がします。


一方で、行動と状態が、ある程度分けられていると、
気づき易い気がしています。



それともう1点は、ナラティブとマインドセット

マインドセットは必要ですが、押し付けるものでもないので、
具体的にどうやって作っていくのか、悶々としていましたが、
今回のセミナーで、

ナラティブにより、マインドセットが醸成されていくのだろう

と、ふと繋がりました。

DialogicODでは、
ナラティブから生成的イメージという流れですが、
その間にマインドセットが入る方がしっくりくる感じです。
ナラティブからマインドセットを醸成し、生成的イメージへ

そのためにも、いよいよナラティブを実践する場を作る必要がありそうです。

さて、ナラティブの実践まで考え続ける日々の始まりです。

 


2017年6月22日木曜日

決断の積み重ね

ソフトウェア開発においても
事実を積み重ねようと取り組んでいますが、なかなか積み重なりません...

事実を積み重ねて、中間状態を達成し、3ヶ月後の目標達成する
というシナリオで事実を積み重ねようとしているのですが、
それなりに中間状態を達成していく場合でも、
事実の積み上げになっていない感じです。

イメージの問題かもしれませんが、
現状は、事実を元に決断を積み重ねている感じです。

よくよく考えてみれば、それは当然の事で、
これまで事実を上げる事も
明確な状態定義もする事なく、
大きくはプロセスに従って行動してきた為、
思考錯誤しながら事実を上げたり、明確な状態定義をしている状態です。

こんな状態では、積み重ねるどころではなく、
なんとか、具体化する事で状態を明確にして、事実をひねり出し、
それを振り返って修正している状態です。

修正出来ていれば、積み重なっているとも言えると思いますが、
まだまだ横道に外れる事も多く、重ねるイメージにはほど遠い感じです。

しかしながら、こんな状態でも、決断を積み重ねてはいる気がするので、
決断の軌跡を後から見ても分かるように、かつ簡単に残せないかと考え始めました。

多くは、気づきから決断している筈なので、
この2つをペアにして、分かり易く、かつ簡単に残せるのが良いのですが...

TOCでいえば、アサンプションを疑って得た事、それにより決断した事を残したい。
現状では、アサンプションは書き出しているが、疑った結果は残せていない。
アサンプションを記載するフレームを変更する事で残せるだろうか...

具体的な例を元に考え直す必要がありそうです。

2017年6月8日木曜日

自分の言葉

Dialogic OD のワークショップに参加して、
ナラティブ(Narrative)を知り、
それ以降、自分の言葉で話す、語る
という事について考えています。

ソフトウェア開発業務の中で
自分の言葉を使っている人
自分の言葉を使ってコミュニケーションしている技術者は少ない気がしています。

誰もが使う、抽象的な表現で曖昧なまま開発が進んでいる気がするのです。

多くの人が自分の言葉で表現するだけで、
認識違いが明確になり、齟齬なく開発が進むのではないかとも思います。

メタファーのように同じ言葉を使う事も重要ですが、
そのメタファーを作り上げる事がもっと重要な気がします。

自分の言葉で表現して、
互いにぶつかりながら、コンフリクトしながら創り上げるメタファーだからこそ、
意味があるのだと思うのです。

「自分の言葉」がなんだか分かり難い気もしますが、 
あまり難しい事ではなく、
具体化する事、細分化する事、詳細なイメージを造る事
で、自分の言葉が創られていく気がします。
はじめは、教えられた言葉、人が使っている言葉を使っていても、
それを少しずつでも具体化していく事で、少しずつ自分の言葉になる気がします。

2017年5月25日木曜日

アジャイルはCool過ぎるぅ!!!!

最近、またアジャイルが凄いと思う。
XPはやっぱりすごい! と以前も思ったが、

いま、改善を進めていく中で、
アジャイルはとても軽くて確実に成果の出るやり方(考え方)だと
強く感じている。

改めて「アジャイル宣言」を見て納得する(何度も納得している...)

ドキュメントに関する考え方も書く事による弊害を上手に避けている気がする。
ドキュメントが無くても
問題が起こらないように、メリットがあるように工夫をしている。

それが「プロセスとツールよりも個人と対話を」かと思います。
こう考えると、ここのツールにはドキュメントも含まれている気もしてきます。

当然必要なドキュメントは作成するのですが、
「必要なもの」の判断基準が何か? が問題ですよね。

価値あるソフトウェアを早く提供する為に必要なドキュメントは作成する 
という事ですよね。

常に不要なものは何かを考える。
常に価値あるソフトウェアを早く作る事に集中する。
結果的に、そこ向かわない全ての無駄が排除される。

更に、アジャイルはプロセスやレビューなどの形骸化をも
上手に回避していると思うのです。

形骸化すると、何も考えずにプロセスを実施する事が目的となる。
形骸化とドキュメントは強い関係にあり、
ドキュメントに頼らない事、細かいルールを決めない事で、
無駄の発生源を上手に断っている。

とヒシヒシと感じています。

そして、なんともカッコイイのが、
このような事をウダウダと語るのではなく、
「常に価値あるソフトウェアを早く作る事に集中する」
とシンプルに表現している事! 

多くを語らずシンプルに宣言している事が、
たまらなくカッコイイ!!!

2017年5月9日火曜日

イノベーションとリスク

少し前になりますが4/21の朝日新聞に「イノベーションへの道」
という記事がありました。

見出しには、『「何もしない」がリスク最大』とあり、
イノベーションに取組む際のリスクかと思いきや、
全く逆で、時代の激しい変化に対応する為にも
イノベーションに焦点を定めた戦略に取り組む必要があり、
「何もしない、先送り」は最大のリスク!

という事でした。

とても力強い言葉で、強く共感しました。

それと、驚いたのが「技術革新力ランキング」です。
そんなランキングがある事も知りませんでしたが、
2007年は日本が4位だった事に驚きました。
10年前は4位だったなんて! という感じです。

更には、2012年は25位 なんと5年で急降下。
2016年は16位と、なんとか持ち直してきている感じですね。
16位と持ち直してきているのも底力を感じます。

話を戻して、リスクについですが、
企業では流石に「何もしない」という状況は少ない気がします。
それぞれ危機感を感じて何かはし始めている状況だと思うのです。
一方で「先送り」の可能性は高い気がしています。
記事で指摘しているような環境変化、環境改善を
「先送り」にしている可能性は高いと感じています。

改善した結果としてイノベーションが100%起こるのであれば
誰も躊躇しないと思うのですが、何から始めるにも不確実な事ばかりですので、
これまでのマネージメントも変えていく必要がありそうです。

こう考えていくと、GEとリーンスタートアップが頭に浮かびます。
マネージメントも含めて一気に変革させているGEは流石という事でしょうか。

GEのようにはなかなか実践出来ませんので、頭を切り替えて、
少しずつ変革を起こしていくと考えて、
頭に浮かぶのは、リーンスタートアップの企業内スタートアップとDialogic OD
と『「微力」だけど「無力」じゃない』
(朝日新聞の「私の折々のことばコンテスト」受賞作)

が思い浮かびました。

リスク回避の鍵は微力かも!
という事で、今日も微力を重ねいきます!

2017年4月24日月曜日

フルスペックと流れ

多様なユーザへの対応方法が、なぜフルスペックとなるのでしょうか?

その背景には、
全てのユーザ要望を対応していないと売れない
なんでも出来ないと売れない
出来ない事があると使わない(買わない)

といったアサンプションがある気がします。

出来ない事があると使わない 

というアサンプションは、
出来ない事があっても売れているものと比べる事で除外出来そうです。

出来ないのであれば、出来ないなりに使う
というより、そう思わせる何かがあるから使われる。

使い易い、イライラしない、心地よい、自慢になる、見た目がイイ
から、○○が出来なくても気にならない。
出来ない事よりも、充足度が高い何かがあれば使われる。


となると、その何かを知る必要があります。
その何かをJOBと定義するとJTDBの考え方が活用出来そうです。
中でも情緒的JOBは今後、ますますポイントとなる気がします。

更には、一時的に製品を売って終了ではなく、
その何か(体験)を連続的に提供する為の接点や仕組み、体制を作り込む
と考えるのがリーンUXかと思います。

となると、体験と連続的にする為の流れを知る必要がある。
という事になります。

これまでの考え方と対比すると
機能よりも体験 
フルスペックよりも連続性、流れ 

という感じでしょうか?

必要なのは体験と流れ
となりますが、どちらも具体的にどのように作りだすのか
が問題です。

単一的な体験は観察する事である程度見える気がしますが、
流れも観察で見えるのか?!
という感じです。

「流れ」とは手順などと違い、恐らくユーザも意識していない流れ
という気がしています。

そんな雲のようなものを、どうやって掴むのか?!

観察するしかない気もしますが、
ただ観察しても分からない気もします。

具体的な着眼点を定めて見る必要がある気がしますし、
逆に先入観なしに俯瞰して見る必要がある気もしてきます....

更には、ケースバイケースでもあると思うので、
とにかく悶々としながら観察するしかないかなぁ....
いずれにしても観察しないと何も始まらないですね。

2017年4月7日金曜日

書類上の合意は幻想

春休みに家族と古本屋に出かけ、また出会いがありました!

以前から気になっていたのですが、
手に取って読んでみると、これは購入せずにはいられない内容でした。

今回のタイトルは書籍の節タイトルそのままです。

ちょっと紹介しますと

ビジネスの世界には
役に立たないどころか自分達の時間をムダにする用済みの書類が散乱している。
~中略~
これらの書類を作成するのには果てしなく時間がかかるが、
忘れるのには数秒しかかからない。

最後の「忘れるのには、数秒しかかからない」

というのが、これまでにない着眼点と感じ、購入する決め手となりました。

果てしない時間がかかる点や、役に立たない点を指摘する事は多い気がしますが
「忘れる」という観点は、あまり無い気がします。

更に、書類のような抽象物は合意したという幻想を生み出す。
何百人もの人が同じ言葉を読む事は出来るが、
頭の中では何百もの異なった事を想像している 

と続きます。
イメージが異なる点についてはアジャイルなどでも良く指摘されますが、
「合意という幻想を生み出す」という表現がお気に入りです。

で、この書籍の正体ですが、
『小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード』
です。

アジャイルやリーンとの共通点も多くあり
小さな節に区切られているのでとても読み易く、
なんといっても、着眼点と表現が少し変わっていて楽しいです。

そしてこの書籍は、同じタイトルで「完全版」というのがあります。
気になりますね....